7月、ですね!
京都の町が、一番暑くて熱くなる一ヶ月、
いよいよ幕を開けました。
祇園祭、これから何かしらの行事ごとが、
日々重ねられていくことになるのですが、
今日は山鉾巡行の「くじ取り式」が
市役所で執り行われたとのニュースが、伝えられていました。
くじ取り式、前祭と後祭の山鉾巡行の順番を決めるもので、
長刀鉾などすでに順番が決まっている「くじ取らず」の9基以外の、
24基の代表者がくじを引く、順番決めの儀式。
(関係者の方によると、これ、なかなかに緊張するらしく、
粽の売り上げにも影響がある、とかで、かなりのプレッシャーなんやそうです!)
今年の「山一番」は、
前祭は「蟷螂山(とうろうやま)」、後祭は「黒主山(くろぬしやま)」、
だったとのこと!!!
店では、この山一番の粽を手に入れる、というのを、
毎年のミッションにしているのですが、
今年の「蟷螂山」、
カマキリのからくりが上に乗る、とってもユニークで可愛らしい、
いわば人気山!なので、
入手は少々手こずりそうな、予感、、、。
また、無事に任務遂行出来た折には、
必ずご報告いたしますよね。
さてさて、そんな今日は7月2日、
雑節の一つ、「半夏生」(はんげしょう)。
この日に食べると良いとされるのが、
上写真、蛸(タコ)」!です。
お写真は、明石の天然蛸の、柔らか煮。
只今お献立の中に登場中!のおひとしな、です。
半夏生に蛸を食べる、というのは、
主に関西での風習のようですが、
ちょうど田植えの終わるこの頃に、
タコの足のように、
稲が四方八方にしっかり地に根を張って、
しっかり実りますように、との願いが込められてのことである、
などと言われています。
「どうしてこんなに柔らかいんですか?」と
お声掛け頂くことも多い、蛸の柔らか煮。
確かにタコって熱が入ると、
どうしても固くなりがち、なのですけれど、
口に入ると、
まずはその「柔らかさ」に驚いてしまうかもしれません。
もちろん、
蛸ならではの程よい歯応えは残しつつ、ということではあるのですが、
その優しい食感、の内から、
濃い旨味、絶妙な甘辛いお加減が、口にぶわっと広がって。
それはそれは、美味!なのです。
蛸好きさんには、たまらん!味わいかもしれません(笑!)。
タウリンが豊富で、栄養価も高いとされる蛸、
これから暑い時期がやってまいりますので、
身体のために、積極的に摂取したい食材、でもあります。
蛸の柔らか煮、これからしばらく
お献立に登場予定、です。
皆様、是非に!
醤油+甘のお加減が、
十分に、うまいこと浸み込んで、
これ、極上!ですー。