弥生朔日、です!
例年通りのことですが、2月は駆け足で過ぎ去ってゆき(そもそも日数少ないですからね)、
あっという間の、3月です。
でも、先月は五輪月!だったので、
いつも以上に(勝手に)なんだか慌ただしい感じもあって、
今まだ少々、五輪ロスの気分、であります(感笑!)
スケートのパシュートの決勝など、
一緒に左右に揺れながら画面に見入ってしまいましたからねー(笑)
(あの日本チームのシンクロ率、恐れ入りました!)、
日本の選手の方々の健闘、本当に素晴らしくて、
皆さんが世界の舞台で競う姿に、相当に熱くなった2月後半でした!
そんなこんなで元気をもらって始まった、3月スタート、
早速に気候は春の陽気。
ここ数日、寒さはぐうううっっと日に日に弱まっていて、
町を行く方も、上着を脱いで手にかけて歩かれる、
というお姿を沢山目にしています。
寒がり代表の私でさえ、
なんなら手袋もなくてよいかもな、と、
冬装束より少しだけ脱皮して過ごせる、ほどで!
暖かくなることにホッとはしながらも、
最近の気候の今までとはちと違う「動き」、本当に読めません、、、。
食材一つ一つにも、
気候の影響はもちろん少しずつ(時には大幅に)出てきます。
急激な雪や、寒さ、あるいは暖かすぎる、雨が多すぎる、少なすぎる、等々、
成長、収穫には確実に変動がでてくるので、
非常に気にかかるところ、です!
春先の色々、今年もきちんと入りますように!と、
思いながら、ここ数日のゆるい暖かさのなか、過ごしています。
さて、お写真。
「うすいえんどう」です!
春の訪れを告げるえんどう豆。
豆苗、サヤエンドウ(いわゆる絹さや)、等々、
成長時期により色々な登場の仕方をするこのエンドウ。
成長した豆を莢から出して食する、えんどう豆、
これは春ならでは!この時期からの、お楽しみですねー。
えんどう豆、実は私、
小さき頃は少々苦手、でした、、。
というよりも、「グリーンピース」の名で呼ばれる、
給食に出てくる一切合切が、なんだが苦手でした。
でも、子供の頃はあれほど苦手フォルダ入りだったものが、
今では完全に、
むしろ欲するくらいに、「好き」だと断言できてしまいます。
不思議なものです、その転換点がどの時であったのか。
さっぱり思い出せませんが(!)、
今では本当に、しみじみと、美味しさを感じています。
鮮やかで、目に優しいつややかな緑色、
皮は薄く、実は柔らかく。
そして、かむごとに、豆の持つ自然の甘み旨味が広がって、
最後には、鼻からほのかな青い心地の良い香りが、
ふうっ、ふうっと抜けていきます。
これぞ、春。
もう、この甘みが、この香りが、
体感にしっくりくる季節、
やってきているんですよねー。
えんどう豆、これからいろんな形で、お献立に登場予定です。
また少しは寒が戻る日もあるかもしれませんが、
もう春はすぐそこまできていますね!
店では今、
出汁で炊いた葛あんとからめたもの、
とある一品と組み合わせて、
お出ししています。
一粒一粒の豆の甘みが、
染み入るようで、なんとも心地が良いのです。
えんどう豆といえば、
豆御飯がまずは筆頭に上がってくるかと思うのですが、
「豆御飯は、各ご家庭で皆さん季節には炊かはるやろから、、、」ということで、
大将はあんまりしはりません。
どうせなら違うものを、という思い、なのですが、
でも、ほっくりいい具合に炊かれた大将の豆御飯、
本当に美味しいので(ひそかに実食済み!)
ラインナップに乗せたらええのにな、
と予々思っています。