お写真、「銀杏」です。
店では毎年この時期の定番、
「これを楽しみにしてましたー!!!」と、
その登場を待ちわびて下さる方も多い、という、
主要な夏アイテムの一、なんです。
ブログでも、夏の顔として、
すっかり常連さん、の、食材なんです。

ん!?ええっ!?まだこんなに暑いのに?
もう銀杏!?と、

不思議に思われるかもしれません。
銀杏といえば、秋の味覚ですものね。
でも、
上写真のものは、
「今、樹になり始めているものを、樹から直接採取している」
という、
いわば、早採りの銀杏!なんですー。

この銀杏は熊本から来ているのですが、
その栽培のエリアでは、早採りのものを採取するために、
低い銀杏の木が植えられているんだそう。
もう銀杏が樹上に成っている、ということも驚きですけれど、

「よぉ見たら、堀川通の銀杏並木にも、もう小さい実がなってんで!」

と、大将。
まだまだ暑いですけれど、
季節は移るもの、
着々と次の時季への準備も、
見えないところでは始まっているんですよねー。

で、この早採り銀杏。
殻もまだ柔らかく、
力を入れれば
手でも楽に割れるほど。
そして、
中は、こんなに綺麗な黄緑色!
この色から、
この時期の銀杏は、
「翡翠銀杏(ひすいぎんなん)」と呼ばれたりもするんです。

そして、
趣が違うのは色のみでなく、
味も、食感も、
秋の銀杏とは、ちょっと、違う!

「殻を外して目の前にあって食べたなら、
銀杏とはわからないかもしれませんね!、、、」


と、皆様口々に仰います。
この、
秋とは違う、夏だからこそ、の銀杏の魅力に、
すっかりはまってしまわれる方も、
とっても多いんですよー。

店では毎年、祇園祭の宵山のあたりから使い出して、
8月一杯ごろまで、夜のお献立にお出ししております。
「早採り」とはいえ、
このお出ししている一ヶ月の間でさえも、
刻々と大きさ、味わい、食感に変化がみられて、
その移ろいを楽しめる、という
面白い食材でもあります。

というわけで、早採り銀杏、これからしばらく
夜のお献立に登場予定です。
皆様、是非にー!

左の調理器具、
これ「やっとこ」と言います。
柄のない鍋を持つ時に使ったり、
硬いものを割る時に
使用したりします。
ただ、今の時期の銀杏は、
やっとこでなくとも、割れます。
(なんとなく絵面的に、
使用してもらいました(笑))

中は本当に翡翠色、なんです!
これを殻のまま
塩で炒るのですが、
火が入ると、
さらに緑色が鮮やかになります。
とても美しいんですよー!