上写真、
「鰻豆腐」というお献立の仕込みの一コマ、です。
焼き豆腐の間に、つけ焼にした鰻をサンド状に挟み、コトコトと炊いて仕上げる、という、
炊き合わせのお一品なのですが、
店ではそこに、エンドウ豆を絡ませた葛あんをトロッとかけたものを
一つの形としているので、
自ずと春の定番のお料理、として欠かせないお献立の一つ、となっています。
(前回ブログでご紹介したエンドウ豆、まずはここの主要アイテム、となるのです!)

で、上写真は、その仕込みのスタートである、
「焼き豆腐」を製作中、の様子、なんです。
こんがりと、きつい目に焦げ目を焼き付けるこの作業、
今の時期、業務後の仕込み作業の恒例の光景、なんです。
この後も、鰻を焼いて、幅に切って、お豆腐に挟んで、コトコト炊いて、、、、と
さらに工程を経ることになります。

そしてこの作業をしながら、いつも思うこと。
実は、ちょうど6年前のこの時期も、
この作業を懸命にしていたな、ということ。
日々ニュースから流れてくる震災の現状に、
一体どうなっているのか、何か出来るのか、どうなのか?
と分からぬ不安の中で、
まずはとりもなおさず、
自身がしっかりと日々を重ねないと、と、
ニュースに耳を傾けながら作業を続けていたこと、覚えています。

その季節ごとに、当たり前に、
食材を前にして、
いつも通りのことを、きちんと続けられる、ということの
有り難み、のようなもの。
あの時から本当に強く感じるようになっていて、
今年も同じ作業をしながら、
改めて、再確認している今日この頃、です。