さて、前回の続きです。
岩船寺をあとにして続いて訪れたのは、
「浄瑠璃寺(じょうるりじ)」。
現存する唯一の九体阿弥陀如来像(国宝)が有名なお寺です!


山門をくぐると、真ん中に「宝池」があって、
その池を挟む形で、
東側には三重塔が、西側には阿弥陀堂(九体阿弥陀様がおられる)が配されていて、
浄土の世界観が表現された庭園になっています。
阿弥陀様はお堂の中で東に向かって鎮座しておられるので、
本来の(人の)礼拝の形としては、
まずは池を挟んだ東側の三重塔(此岸)へ行き、
塔の中におられる薬師如来様を拝んでから、
振り返って西に向かって対岸(彼岸)のお堂(の中の阿弥陀如来)を拝む、
というのが、形なんだそうです。

と、そんな予備知識はなくとも、
ひっそりとした静寂の中に佇むこのお寺、
中に入ると、その世界観にすっぽりと包まれているような、
不思議な感覚に襲われます。


池をぐるっとまわって、阿弥陀堂へ。
中には九体の阿弥陀如来(国宝)が一列に並び座しておられます。
真ん中に丈六の阿弥陀様、そして両隣に4体ずつ半丈六の阿弥陀様。
堂内は、きりっと、ぴんとした空気が漂い、
自ずと背筋が伸びるような心地がします。
中央の丈六の阿弥陀様の前に跪いて見上げると、
その鋭く、諭されるような厳しいような眼差しに、
思わず、心がすうっと静まっていくような、重心が下へ落ちていくような、
心持ちになります。
決して優しいお顔ではないのですが、
その御前では、自然と素直に自らを省みような気持ちがこみ上げ、
反省、深省、猛省、、、!!!(ははは、つまりは煩悩だらけ、なんですよね、)
兎に角、そのただならぬ雰囲気は圧巻でした。

こんな像を造るのもまたエネルギーがいることでしょうね。
なにしろ、製作は藤原時代、とのこと、
1000年以上も経った現代でも、これだけの迫力があるんですもんねー。
かつて人々が極楽浄土を願って挙って礼拝をした、という「想い」のようなもの、
なんとなく、感じられるような気もしました。

境内には数は少ないですけれど紫陽花も美しく咲いていました。
春のアセビが有名なんだそうですが、
季節により、色んなお花が楽しめるようで、
今の時期はことに緑が美しく、心地が良かったです。

梅雨の中休みのアジサイ散歩、
とても楽しかったです。
この南山城(みなみやましろ)界隈、市内からは少し離れますけれど、
他にも魅力ある古寺が多いんですよねー。
また一度、時間をかけてじっくり巡ってみたいと思っています。

、、と、お散歩の話ばかりでスミマセン。
次回はまた今が旬!の食材について、
色々ご紹介しますねー。