お写真、無花果(イチジク)です。
花が無い、と書きますが、
これ、「花が無いように見える」という意味から当てられた漢字なんですよねー。
カットした時に断面にみえる、
あの、イチジクならではのつぶつぶ
実はあれこそがイチジクの花、なんだそうです。
確かに、外からは見えませんものね!

こんな漢字があるもんだから、
てっきり東アジア圏が発祥の果物かと思いきや、
アラビア半島、地中海のあたりが原産だそうで。
しかも、起源は古く何千年も前にも遡るとのこと!

「そういや最近、錦(=錦市場)でも、果物買うて、
それ片手に歩いてはる外国人の方よぉ見かけるけど、
イチジク手に入れて、そのままかぶりつきながら
そぞろ歩きしてはる姿、結構見るで。」

とは、大将談。
イチジクって、
日本ではさすがに、気楽に一個買ってそれ片手にかじりながら、、、
という感覚、距離感の果物ではないような気もするのですが、
(そんなことないですか?ちがったらスミマセン。)
もしかすると、海外の方のほう(もちろんエリアにもよるのだと思われますが)が、
よりイチジクに身近であったりする、こともあるのかもしれませんね。

上の写真のものは京都の城陽産
京都では城陽(京都府の南部、京都と奈良のちょうど真ん中辺りのエリア、です)のものが有名で、
店でも城陽の朝採りのものを手に入れます。
夏の終わりから9月にかけてが旬なので、
まさにシーズン、これから、なんですー!

で、さきほど果物、と書いたのですが、
店ではこのイチジク、お食事後の水物(フルーツ)、としてではなく、
お料理としてお出しいたします。
どんな形になるかは、御来店後のお楽しみとして(!)
丁寧に火を入れて、夏の終わりらしい、ある一品として仕立てます。

「イチジクって、こんな風に出来るんですねー」

と、お召し上がりの皆様、一様に仰って下さいます!
そんなイチジクの新たな魅力開眼!のおひとしな、
これからしばらく、お献立に登場予定です。
皆さま、是非にー!
(入荷状況により、ご用意出来ない場合もございますので、
どうしても、のご希望あれば、ご予約の際にお尋ね下さいませ。是非!)

料理には、
熟れすぎず、また固すぎず、のものを
使うのがポイントです。
また、火(熱)もあまりに入れすぎず、
イチジクらしさを残しつつも、
他の味加減と上手になじむ、とこまでもっていって、
お料理に仕上げる、というのが、コツ、なのです。
大将によれば、
極めてシンプルなことなんだけど、
それゆえにちょいと気を使う、

一連の作業なんだそうです。