暑さ、変わらず続いております。
が、昨日も今日も、
実は朝夕の暑さが少しだけ控えめで(ただ、「涼しい」と書くにはまだ至りませんけれども)
幾分ほっとしながら過ごす、この頃です。

さて、前回もお知らせ致しましたが、もう一度。
店のお盆期間中の営業予定
及び夏季休暇について、です。

16日(日)の大文字送り火の日までは、
毎日営業をさせて頂きます。

(但し、明日12日(水)定休日はお休みを頂戴致します)

今が旬!の色々、沢山ご用意し、
京都の夏をしっかり楽しんで頂けるようご準備致しますので、
皆様、是非御来店下さいませ。
御予約、心よりお待ちしております!

そして、
17日(月)から19日(水)まで、
夏季休暇としてお休みさせて頂きます。

誠に勝手ではございますが、何卒宜しくお願い致します。

さて今日は、そんなお盆週間、ならでは、の
こんなもののご紹介。


お写真、「鹿ヶ谷南瓜(ししがたにかぼちゃ)」です!
表面の質感は確かにカボチャなんだけれど、
くっとくびれた特徴あるヒサゴ型。
まずはこの形に驚きますよね。

起源は古く、一説に江戸時代にまで遡ると言われていて、
「京野菜」としても認定されている、
非常に歴史のある、南瓜なのです。
このくびれ、栽培の過程で矯正をしたりしてるのかな?などと
思われるかもしれませんが、
自然にこう育って、この形が形成されるんだそうです。
不思議、ふしぎ。

京野菜ではありながら、
もしかすると他の有名どころよりは認知度はさほどではないかもしれません。
というのも、水分量があまりに多いので、
実は食材としてはちと使い勝手が悪い、というこの南瓜。
流通量、というか生産量自体がとっても少ない、んです。

明治期には市内に流通する南瓜のほとんどがこの種だったのですが、
大正、昭和と時代を経るにつれ、
新しい種である菊座型の南瓜(現在流通している種の一つ、ですね)
が誕生、流通しだし、
その甘味、ほっくり感、が受け入れられて、
次第に市場をとってかわられてしまって、
だんだんと生産量も細っていってしまった、という次第、なんだそう。

なので今では、
食用、としての使用よりは(行事ごとなどで使用される以外には、です。)
この形の面白さから、もっぱらお飾り用としての需要が多いような気がします。
またもうすでに、普段使いになど出来そうもないくらいの値で、(なかなかに高いんだな、これが。)
取引がなされていたりもします。
(形の格好のよいものは、より高級であったり、するんですー!)

味としては決して劣るものでもなく、美味しいのですが、
現代のし好、に合わない、ということでしょうか。
栄養価も高いし、しかもこの形の妙
なんとか食材として上手に使えないだろうか?と、
ほんまに毎年のように、大将色々と試作してはみてはるのですが、
なかなかこれだ、という答えがみつからないんだそう。
この特徴のひとつである「形」を活かせるなにか、を
考えてみたい、んだそうですが、
皆様に自信をもってお出しできる一品に完成出来るまで、
今年もまだ試作、思索は続きそうです。
その結論でるまでは、
今年も例年通りカウンターの傍らに「お飾り」させて頂きますね。
御来店の皆様、どうぞご覧になってくださいねー。
いましばらく、形を愛でてお楽しみくださいませ。

このくびれの赤帯が、
お決まり、の姿です。
無くったってくびれてますけれど、
赤がアクセントになって、
より一層きゅっと締まって見えます。
勉強になります(笑)