天候不順、続いていますね。
広島の土砂災害も、救出活動、捜索が難航しているとのこと、
連日、気が気でなりません。
これ以上二次被害が起こること無いよう、
また、少しでも早く作業が進みますように、と、願わずにはいられません。
浸水被害から1週間たった福知山市も、
局地的に降る雨で復旧作業に見通しの立たない状況が続いている、と、
先程もニュースからきこえてきていました。
一体、今年のこの異常気象、どうなっているのでしょうか?
自然に盾を突いても、致し方ないことかもしれませんが、
これから起きるであろう様々な状況に、
十分に対処出来る様な対策、早急に必要ですよね。
この度の豪雨により被害のあった全ての地域の、
復旧、復興が一日も早く進むこと、切に望みます。


お写真、
「鹿ヶ谷かぼちゃ」です。
形に非常に特徴があって、きゅっと
くびれた、ヒサゴ型。
このくびれ、栽培過程で強制的に作っているわけではなく、
元々がこういう形、なんです。
京野菜の一つとして認定されており
実は非常に古い歴史のある南瓜で、
起源は一説に江戸時代、文化年間にまで遡ると言われています。
鹿ヶ谷、の名の通り、
古くは鹿ヶ谷一帯(銀閣寺のあたりです)で栽培されていたそうですが、
現在では京都市内、2農家のみで、種を絶やさぬよう
生産が続けられている、とのことなんです。
(参考『歳時記 京の伝統野菜と旬野菜』トンボ出版より)

京野菜、とはいいながら、
きっとご存じない方も多いかもしれません。
それもそのはず、そもそも上記の通り、
流通量、つまりは栽培数が非常に少ない!
それがなぜか、ということなんですが。
実は、非常に水分量が多く(あるいは多すぎて)
煮ても焼いても揚げても、
使い勝手があまり良くない
というのが正直なところ、で、
需要の減少に伴い生産量も少なくなってきた、
というのが、出回らない理由、であるとのこと。
美味しくもあり、栄養価も高い、のですが、
今ひとつ、現代の嗜好に合わない、というのが
現状のようです。

明治時代には、
京都市内の南瓜、といえば、この鹿ヶ谷南瓜が流通の主流であったそうです。
でも、大正、昭和にはいって、
新品種である、菊座型の南瓜が登場すると、
甘味、ほっくり感、全てにおいて優れるこの新品種に、
どんどん市場をとってかわられて、
それに押される様な形で次第に生産数も少なくなっていって、
現在に至った、ということらしい、です。

せっかく形が面白いのだから、
この曲線をいかせるような使い方、
何か出来ないだろうか、と、
大将毎年、本当に毎年、
あれやこれやと試してみてはります。
が、まだ、試作の域を出ず、といった状況!
実際巷でも、食用というより、
もっぱら夏の間のお飾り、オブジェ的役割で
使われている事が多いように思います。
(店でも現在、カウンター隅にお飾りしております!)


でもせっかくのこの歴史ある南瓜、

なんとか使い道を見出したい!と、
今年もあれこれ、考えを巡らせています。
いつの日か、納得のいく鹿ヶ谷かぼちゃの一品、
お出し出来る日がくればいいのですが。
その日までは、
面白く、美しいフォルムを愛でよう!ということで、
まずはしばらくの間、観賞用としてお飾りさせて頂きます。
ご来店の皆様、是非注目してみて下さいね。