本日、祇園祭前祭の宵山、でした。
業務後、店を出るとすでに歩行者天国は解除されている時間帯で、
それでも帰路につくお人さんの波、四条通に溢れかえっていました。
大通りばかりでなく、何筋か下がった細い通りでさえも、
浴衣を着た方、夜店で買ったもの手にしそぞろ歩きされる方、
人混みに疲れ、道ばたで休されてる方(!)、色々で。
それは大変な人出であったろう、と光景横目に見ながら、
私も家路についたのでした。
明日の巡行に備え、早々に準備をされている鉾も多い様子で、
長刀鉾などは、提灯もすでに下げられている、という状況でしたが、
まだ、灯りのともっている鉾もあったり、
日和神楽(明日の山鉾巡行の晴天を祈念するため、各山鉾町の囃子方が、
宵山の夜遅くに四条の御旅所に詣で、お囃子を奉納する、というものです)
がちょうど奉納をし終え戻ってきたとこ、という鉾もあったり、と、
まだ熱気、興奮冷めやらぬ、といった雰囲気が辺り一面に漂っていました。
さて、今日は灯りのともった山鉾、あまり見られなかったのですが、
お祭りの雰囲気を!ということで、
最後に、昨日の宵々山にみた、とある山の様子など。
お写真、 蟷螂山(とうろうやま)です!
昨日も遅い時間に灯りがついている山鉾、
あちらこちら探しあぐねて、
やっと辿り着いたのが、この蟷螂山。
そういえば、去年も遅くまで灯がともっていたような。
なかなかのナイター鉾(!)、
夜なので昼間よりもそこそこ涼しいので、
ゆっくりじっくり見ることができて、
有難い限り、でした。
ビニールに覆われ見えにくいですが、
蟷螂山、というだけあって、
屋根上には かまきりが。
これね、動くんですよ!
からくりで動く仕掛けになっていて、
巡行中、ここぞという見せ場には
格好よく動いて、決めてくれます。
これがまた愛嬌があるというのか、
なんとはなしに可愛くて、
つい目が留まるし、
動くたびに思わず拍手してしまう!という、
なぜか魅力のある、山なんです。
しかも、提灯にもかまきりの絵が!
可愛いですよねー。
聞けば以前、巡行時にからくりが上手くいかず、
かまきりがフリーズして動かなかった年もあった、
なんて話も聞くのですが、
そんな伝説さえも、全部ひっくるめて、
魅力となっている気がする、
蟷螂山、です。
と、蟷螂山好きの話はさておき(!)、
明日、いよいよ前祭の山鉾巡行、です。
上の蟷螂山は、16番目の登場なんだそう。
他の山鉾と合わせ、注目したいと思いますー!
49年ぶりに2回に分け行われる今年の巡行。
一体どんな感じになるんでしょうか?
特別な年ですからね、ほんま楽しみです。
晴れるといいですよねー。